❆LastChristmas❆

そしてあたし達は会社に向かった。

「おはようございます。」

社員に挨拶をし、あたしはデスクについた。

「コフレのデザイン考えなきゃ…。」

あたしは、早速メモとペンを取り出し、デザイン画を書いた。

「やっぱ…特別な感じが良いよね…なおかつ…男性にも女性にも喜ばれるような…。」

その時、淳史君の顔が浮かんだ。

(な、何で淳史君の顔が…。ダメダメ!集中しなきゃ!)

…昨日の料理美味しかったな。

ダーツ上手かったな…淳史君…。

腕長かったし…

…ってまた淳史君の事考えてるあたし!

(…集中集中。)


あたしは再びデザイン画に戻った。


不思議…。


昨日会ったばかりなのに…


あたしはまだドキドキしている。


「…保、志保!」

「は、はい!」

名前を呼ばれ思わず返事をしてしまった。

「志保大丈夫?さっきから何回も名前呼んでるのに…。」

「ご、ごめん!何?」

「そろそろ昼休憩だよー」

「あ…もうそんな時間か…。」

時間が経つのはあっとゆうまだ。