「…ごちそうさま。」
「…ああ。」
「あたし、お金返すよ?」
「良いよ、俺が誘ったんだから。」
「…でも。」
「俺が払いたかったから良いの。」
「…ありがとう。」
「なあ志保。これからもこうやって会ってくれる?」
「…え?えっと…。」
(…どうしよう。ここで言わないと…。)
「…その事なんだけど。」
「…何?」
その時淳史君は真剣な目であたしを見た。
「…あのね。」
(…どうしよう。でも今日はあたしのせいでケガしたし…。
それに奢って貰ったのに…。
本当に終わらせて良いのかな…?)
今日デートしただけで分かった。
淳史君はそんな悪い人じゃないって…。
でも…。
「…志保?」
「あ、ううん。…考えとくね。」
「…分かった。」
「じゃあ家こっちだから。送ってくれてありがとう。」
あたしはそう告げ、自宅に向かった。
結局、その日は淳史君にクリスマスの件を断る事が出来なかった。
「…ああ。」
「あたし、お金返すよ?」
「良いよ、俺が誘ったんだから。」
「…でも。」
「俺が払いたかったから良いの。」
「…ありがとう。」
「なあ志保。これからもこうやって会ってくれる?」
「…え?えっと…。」
(…どうしよう。ここで言わないと…。)
「…その事なんだけど。」
「…何?」
その時淳史君は真剣な目であたしを見た。
「…あのね。」
(…どうしよう。でも今日はあたしのせいでケガしたし…。
それに奢って貰ったのに…。
本当に終わらせて良いのかな…?)
今日デートしただけで分かった。
淳史君はそんな悪い人じゃないって…。
でも…。
「…志保?」
「あ、ううん。…考えとくね。」
「…分かった。」
「じゃあ家こっちだから。送ってくれてありがとう。」
あたしはそう告げ、自宅に向かった。
結局、その日は淳史君にクリスマスの件を断る事が出来なかった。

