❆LastChristmas❆

【次】もあるんだ…。


その時、ちょっと嬉しくなる自分がいた。


「なあ、そういやさ。」


「は、はい?」


「何で美月、ウチの会社で来たんだ?」


「そ、それはその…。」 


「何?」


「私、恋をしている人の顔を見るのが好きなんです。」


「は?」


「恋している時って、皆いろいろな表情をするじゃないですか。
好きな人に話してる時は赤くなりながらも頑張って話して…
会えない時とか、うまくいかなかった時は暗い顔になって、
ラブペアーズに来てるお客様も皆、そう言った顔のお客様が多くて…。
でも、幸せそうな顔をしているんです。
お客様の喜ぶ顔が見たら私も励みになりますし…。
だから…私自身がもっとお客様の喜ぶ顔をみたいから、
だから…この仕事を選びました。」


「なるほどなー…。」


(熱くなりすぎた…?」


その時副社長が立ち止まった。


「雪久さん?」


「じゃあ今度は、俺自身が美月を喜ばさせる番だな。」


「え?」


「ほら、着いたぞ家。」


「あ…。」


「美月、必ずお前に好きって言わせてやる。」


「ちょ!そんな…!困ります!」


「困らせてやるよ。」

「雪久さん!」