ー人造人間の奇跡ー

そのまま手を握り

家に帰り着いた

時雨「…今日は疲れたな……」

ぐったりとした様子で

自分の部屋に私を連れて行く

凛海「…?時雨…?私部屋に帰るよ…?」

首を傾げながら部屋について行く

時雨「…察しろ…癒しが欲しい…」

少し照れたようにいい

部屋に入るとベッドに寝転がり

時雨「ほら…いつものように添い寝しろ……だー!!恥ずかしい……」

手を広げ顔は真っ赤で私を呼ぶ

凛海「…○×△○×△○×△!?!?」

突然の時雨のデレに

私の脳内は壊れたようにシューと言い

わけわからない言葉を言いながら

自分の顔も真っ赤だ

いつもなら

恥ずかしくないのに…

恋心を自覚して恥ずかしくなった

時雨「…な…なんだよ…あー!もう…ほら!こい…!!」

グイっと強引に腕を引かれ

時雨の腕にすっぽり収まる

凛海「し…時雨!?どうかしたんですか…!?いつもなら…離れろとか…言うのに…」

心臓はバクバクなり

顔は真っ赤で離れようとする……

時雨「あ…あのさ…俺あの時…燐の代わりとか言ったけど…

凛海は凛海だからな……

眠りから目が覚めたら…渡したいもんがあるから…さっさと寝ろ…」

優しく笑い頭を撫でてくる

優しい優しい体温に対応…

先まで寂しかった

気持ちは消え…

いつのまにかウトウトして眠りに入る…

凛海が寝たのを確認したら

時雨「ごめんな…凛海……

俺はな…燐が愛している気持ちは変わらない

はずだった……

けど

今は…お前が……一番……」

ウトウトして眠ってしまう


二人は眠りの中で

何を夢みるのか…

月の神と人造人間の想いは

今繋がる