ー人造人間の奇跡ー

すぐさま婚約は決まった

あの悪女の母親 葛木加奈は喜んで話をすぐに承諾したのだ

今日はまだ話す事は出来ないが

遠くから葛木燐を見る日だ

ルナ「…幼い醜い役立たずの女神って聞いたけど写真見る限り綺麗よね…?」

時雨の手を引き燐を探す

時雨「母さん?何方探しているんですか?僕探してきます!」

母親の手を離しまたいい子でいる為に

誰かわからぬまま探しに行く為走り出す

ルナ「あ…!ちょ!時雨!?貴方燐様知らないでしょー!?」

母親の叫びはもういない息子には届かない

一方走り出した時雨は

時雨「さて…探しに来たけど…誰を探したらいいんだろう?確か…葛木…燐様?」

ぶつぶつ呟きながら走っている

すると運命回り出す

庭の噴水の近くで佇む

綺麗な女神を見つけた 今日は時雨が来る為牢屋から出させれていたみたいだ

時雨「…!!…綺…綺麗」

初めて素の性格で人を褒めた

バタバタと走る音がして振り向く

ルナ「時雨ー!?こんな所にいたのね!」

時雨「ご…ごめんなさい…あの…綺麗な人…」

綺麗な女神を指差すともういなかった

ルナ「?誰もいないわよ…?もう今日は帰りましょうか…」

時雨の手を繋ぎ自分の国へと戻って行く

時雨「また会いたいな……」

月の神はこの時から全てを司る女神に

恋をした

初めての感情が芽生えた