「ねぇっ、…しろ!真白ってば!」




大きな俺を呼ぶ声に起こされて俺は目を覚ました。




『ん、』




カーテンから漏れる光が俺の目をさす。




『朝…?』




「そうだよっ!真白が起きてると思って、ご飯とお薬持ってきたのに起きてないし、魘されてるし、で焦ったんだからね!」




声をする方を見上げると、怒っているのか頬をぷくっと膨らませた小夏が立っていた。