あれから小夏は時計を見ると慌ただしく病室から出ていった。 『はぁぁ』 一人になった瞬間、溢れ出すため息。 慣れない入院生活と新しい出会いと。 色々なことが重なって疲れていたんだと思う。 俺は倒れるようにベッドに横になるとすぐに寝息を立て始めた。