「ねー、カノジョー」

軍馬の激突の隙間をぬって、
金髪の男たちが
アタシに近づいてくる。

「オレたちと遊びに行こうよ♪
 いいじゃん♪」

ひとりのオトコが
アタシの腕をつかんだ。

こういう場所のオトコたちは
乱暴だし、
なんか遊んでそうだし、
薄っぺらくてスキじゃない。

それに、
人を傷つけるのが 商売なんて、
傭兵って最低。

世の中、
金より信義だし。。。

「っていうか、無視とか、
 マジありえないんだけど」

金髪のオトコがアタシの腕を
ひっぱった。

「キャー、やめて!」

アタシは棍棒で
そのギャル男の頭を
殴打した。

「グワー!」

それでもギャル男は
アタシの腕を放さなかった。

(そんな。。。
 信じらんない。。。)

そのギャル男の顔をみたとき、
アタシの体に電気が走った。

それはきっと、
恋の電気。。。

「ユカ、オレと一緒に行こう。
 一緒に暮らそう」

「ヒロ。。。」

そのギャル男は、なんと
ヒロだった。。。

ヒロはわずかな手勢を率いて、
アタシたちの戦列に
突っ込んできたのだった。

「ユカ、愛してる。。。」

「ヒロ、やめてー!
 キャー!
 たすけてユウキー!」

アタシはレイプされて、
ヒロの砦に連れて行かれた。

アタシ、どうなっちゃうの。。。

辛いよ。。。

ユウキ。。。