今日は高校の入学式。
友達ができるか心配になりながらも、私は制服に身を包んで高校に向かった。

私は学校に着いてすぐに自分のクラスを確認しに行った。
(私のクラスは…1組だ。)
私はクラスに入る時、おはよう!って言おうって決めた。
そうしたら、友達ができるかもしれない。
だけど、私にはそんな勇気もなく1人席についた。
クラスみんな喋ってて私は凄いなーとか思いながら、先生が来るのを待っていた。

しばらくすると、先生がやって来た。
「みんなー。席について。」
その先生の声とともに、クラスみんなは席についた。
「今から自己紹介を始めます。一人ずつ言ってって。」
(最悪だ。なんて言えばいいんだろ。)
そう思いながらも私の番がやってきた。
私は、前の人が言ったことを丸パクリして自分の自己紹介を終えた。

放課になると、私は屋上に向かった。
私は屋上につくと、何故か無性に歌いたくなる。
だから、私は歌うんだ。
そんな私が歌ってる時に、誰かの声がした。
「めっちゃ歌上手いね!」
そう声をかけてきたのは隣の席の星野さんだった。
(やばい。聞かれてた。どうしよう。)
「そう?ありがとう。」
とっさに私はそう言うと、教室に戻ろうとした。
その時私は、星野さんに腕を掴まれた。
「私と友達になって!」
私は突然で言葉が出なかった。
だけど、友達が一人もいない私にも友達ができると思って、私は星野さんと友達になった。
「早速だけどさ、名前で呼び会おうよ!なんか、苗字だと語っ苦しいし…。」
「いいよ。」
私はそう答えた。
「私の名前は星野奏。ヨロシクね!」
「私の名前音宮未来。よろしく。」
こうして私たちの物語が始まった。