君との小さくて大きな壁

「起きた?彩乃ちゃん」


「...うん。」


「良かった〜」


目を覚ましたら、真っ白な天井があった。


見慣れない景色。


そしてこの声は.....

若田くん...?


どういう状況なのでしょうか。


私には理解出来ないのですけど...。


さっきまで体育館に居なかった?


「もうこんな時間か〜。彩乃ちゃん帰れそう?」


「うん。他のみんなは?」


「ん〜?帰ったよ」


帰った...。


何となく、理解が追いついてきた。


思い出した。


なんで私が保健室にいるのか。



それは先程の体育での事

私と愛華は競い合っていた。


愛華はバレー部なのに私には手加減なしで...



って、そんな事はどうでもいいんだ!


試合に夢中になっていたから、男子コートからボールがくるのに気づかなかった。


私は男子のサーブを頭に直撃したんだ。


そこで私の意識は無くなっている。


「私のことは誰が運んでくれたの?」


「俺だよ」


「ありがとう。」


「...それにしても俺と話すの大分慣れてきたね〜」


「えっ?!」


急にその話題を振られると困るな...


でも、委員会一緒になった訳だし、仲良くなれてるならいいかな!

やっぱり喋れる程度にはしないとね!