翌朝、話があるからとお兄ちゃんから呼び出された。どうやらお兄ちゃんもこのホテルに泊まっていたらしく、待ち合わせはホテルのロビー。
昨日は、本当に幸せな夜だった。何度もキスを交わしては体を重ねた時間。朝、起きて隣に総一郎さんがいるのが嬉しくて、身支度を整えながら笑みがこぼれた。
「何?昨日のことでも思い出してた?」
鏡台の前でお化粧をしている私を後ろから抱きしめてくる総一郎さん。鏡に映る私はチークも塗っていないのに頬が赤くなっていた。
「ち、違います。ただ、幸せだなってそう思って」
「俺も同じこと思った。やっと優衣を俺のものにできて、朝目が覚めて横で優衣が眠っている姿を見てさ、ああ、すごく幸せだなって」
「総一郎さん、幸せにしてくれてありがとうございました」
私だけが幸せになれないと辛さを吐き出したあの日、あなたが私を救い出してくれた。
たくさん幸せな気持ちをくれた。
昨日は、本当に幸せな夜だった。何度もキスを交わしては体を重ねた時間。朝、起きて隣に総一郎さんがいるのが嬉しくて、身支度を整えながら笑みがこぼれた。
「何?昨日のことでも思い出してた?」
鏡台の前でお化粧をしている私を後ろから抱きしめてくる総一郎さん。鏡に映る私はチークも塗っていないのに頬が赤くなっていた。
「ち、違います。ただ、幸せだなってそう思って」
「俺も同じこと思った。やっと優衣を俺のものにできて、朝目が覚めて横で優衣が眠っている姿を見てさ、ああ、すごく幸せだなって」
「総一郎さん、幸せにしてくれてありがとうございました」
私だけが幸せになれないと辛さを吐き出したあの日、あなたが私を救い出してくれた。
たくさん幸せな気持ちをくれた。

