「あれ?パーティー会場に戻らなくていいんですか?」
「うん。挨拶は済ませたし、きっと東吾くんがなんとかしてくれているだろうしね。後でゆっくり彼からその話は聞いて」
総一郎さんは私の肩を抱き、パーティー会場とは違う方向へと歩き始めた。どこへ行くのだろう。
本当にパーティーには行かなくてもいいのかな?そんな風に思っていると総一郎さんは意地悪そうに微笑んで、私の耳元で囁いた。
「二人っきりになれるところ、行こう」
エレベーターに乗り込み、着いた二十三階。高級なカーペットが一面に敷かれていて、扉が四つある。その一番奥の部屋に総一郎さんに手を引かれ入った。
「うわーっ、なんなんですか、ここ」
「ん?俺たち二人の初めて夜を過ごす場所」
総一郎さんはクスっと笑ってそう言った。ここがスイートルームと呼ばれるところ。足を踏み入れたことはないけれど、一度は行ってみたいと思ったことはあった。
部屋の中はヨーロッパを思わせる家具や装飾でまさに気分はお姫様になったみたいだった。
「うん。挨拶は済ませたし、きっと東吾くんがなんとかしてくれているだろうしね。後でゆっくり彼からその話は聞いて」
総一郎さんは私の肩を抱き、パーティー会場とは違う方向へと歩き始めた。どこへ行くのだろう。
本当にパーティーには行かなくてもいいのかな?そんな風に思っていると総一郎さんは意地悪そうに微笑んで、私の耳元で囁いた。
「二人っきりになれるところ、行こう」
エレベーターに乗り込み、着いた二十三階。高級なカーペットが一面に敷かれていて、扉が四つある。その一番奥の部屋に総一郎さんに手を引かれ入った。
「うわーっ、なんなんですか、ここ」
「ん?俺たち二人の初めて夜を過ごす場所」
総一郎さんはクスっと笑ってそう言った。ここがスイートルームと呼ばれるところ。足を踏み入れたことはないけれど、一度は行ってみたいと思ったことはあった。
部屋の中はヨーロッパを思わせる家具や装飾でまさに気分はお姫様になったみたいだった。

