「優衣は料理好きなんだ。この間もクッキー作ってくれたもんな。ありがとう、お腹空いてたからいただくよ」
「良かったです。あの車の中で食べると汚してしまうと困るので・・・」
「せっかくのデートだし、どこかで食べようか。近くに何か食べれそうなところあったりする?」
「お兄ちゃんの家の近くに国立公園があるんです。お花がたくさん咲いていて、そこでお弁当食べたりしたいなって思ってたんですけど、どうでしょうか?」
「うん。じゃあそこに行こう。公園なんて久しぶりだからちょっとワクワクする。でも、子どもが出来たら公園で遊んだりしたいな」
「こ、子ども?!」
「気が早かった?俺はいつでも構わないけど。そんなに動揺しないでよ。こっちまで移るから。じゃあ出発するよ」
ポンポンと頭を撫でた後、ソウさんは車を出発した。
私は、まだソウさんから出た子ども発言に動揺している。
でも、ソウさんはきっと公園でお弁当を食べて、デートなんてしないんだろうな。やっぱり生きてきた世界が違う。
「優衣、またなんか考えてたよね?」
少し車を走らせたところで、ソウさんに気づかれてしまった。俯いてまた悶々と考えている自分に。
「ごめんなさい。でも、やっぱり思っちゃうんです、私とソウさんは違う世界なんだなって」
「違う世界って。同じ世界だから出会えたわけでそんな理由でもう俺を拒否しないでよ。幸せになりたいなら余計なこと、考えずに俺の隣で笑ってて」
「ソウさん・・・」
いつもそうやってソウさんは、私に温かい気持ちをくれる。胸を熱くする言葉をくれる。
これ以上、考えても仕方のないことで堂々巡りをするならソウさんの言葉に甘えよう。もうこのことは考えない。そう決めた。
「良かったです。あの車の中で食べると汚してしまうと困るので・・・」
「せっかくのデートだし、どこかで食べようか。近くに何か食べれそうなところあったりする?」
「お兄ちゃんの家の近くに国立公園があるんです。お花がたくさん咲いていて、そこでお弁当食べたりしたいなって思ってたんですけど、どうでしょうか?」
「うん。じゃあそこに行こう。公園なんて久しぶりだからちょっとワクワクする。でも、子どもが出来たら公園で遊んだりしたいな」
「こ、子ども?!」
「気が早かった?俺はいつでも構わないけど。そんなに動揺しないでよ。こっちまで移るから。じゃあ出発するよ」
ポンポンと頭を撫でた後、ソウさんは車を出発した。
私は、まだソウさんから出た子ども発言に動揺している。
でも、ソウさんはきっと公園でお弁当を食べて、デートなんてしないんだろうな。やっぱり生きてきた世界が違う。
「優衣、またなんか考えてたよね?」
少し車を走らせたところで、ソウさんに気づかれてしまった。俯いてまた悶々と考えている自分に。
「ごめんなさい。でも、やっぱり思っちゃうんです、私とソウさんは違う世界なんだなって」
「違う世界って。同じ世界だから出会えたわけでそんな理由でもう俺を拒否しないでよ。幸せになりたいなら余計なこと、考えずに俺の隣で笑ってて」
「ソウさん・・・」
いつもそうやってソウさんは、私に温かい気持ちをくれる。胸を熱くする言葉をくれる。
これ以上、考えても仕方のないことで堂々巡りをするならソウさんの言葉に甘えよう。もうこのことは考えない。そう決めた。

