「いただきます。ほら、優衣、早く」
「は、はい。じゃあすみません。失礼します」
口を開けて待っているソウさんにクッキーを食べさせた。こんなこと元彼にすらしたことがない。またドキドキと胸が音を立てた。
「あ、あの……お口に合わなかったですかね?美味しくなかったら美味しくないって遠慮なく言ってください」
無言で口を動かしてクッキーを食べるソウさんに不安になり声を掛けた。一応成功したんだけれど、やっぱりクッキーはやめてたほうが良かったのかな。
「本物だ。手作りクッキーなんて言って、どこかで買ってきたものばかり貰ったことはあったけど、ちゃんと本物の手作りクッキーだったからちょっと言葉出なかった」
そう言って、モグモグとクッキーを食べ進めるソウさん。
今のどういうことなんだろう?
「え?ど、どういうことですか?」
「ううん、おいしい。一生懸命作ってくれたって気持ちがこもってて。優衣がお礼してくれたから俺にもこのクッキーのお礼させてくれる?」
幸せな気持ちしてもらったお礼にクッキーを作ったのに、今度はまたそのお礼?
私が頭に疑問符を浮かべていると、クスっと笑みを見せたソウさんは、「行こう」と私の手を引いた。
「あの、まだお金払ってないんですけど」
「大丈夫。来た時に二人分ちゃんと払ってあるから」
「えっ?いくらでしたか?払います」
「そんなこと気にしなくていいの。さあ、行くよ」
そのままマスターに手を振り、アポロを出たソウさん。私は彼に手を引かれたまま、ついて行くだけだった。
「は、はい。じゃあすみません。失礼します」
口を開けて待っているソウさんにクッキーを食べさせた。こんなこと元彼にすらしたことがない。またドキドキと胸が音を立てた。
「あ、あの……お口に合わなかったですかね?美味しくなかったら美味しくないって遠慮なく言ってください」
無言で口を動かしてクッキーを食べるソウさんに不安になり声を掛けた。一応成功したんだけれど、やっぱりクッキーはやめてたほうが良かったのかな。
「本物だ。手作りクッキーなんて言って、どこかで買ってきたものばかり貰ったことはあったけど、ちゃんと本物の手作りクッキーだったからちょっと言葉出なかった」
そう言って、モグモグとクッキーを食べ進めるソウさん。
今のどういうことなんだろう?
「え?ど、どういうことですか?」
「ううん、おいしい。一生懸命作ってくれたって気持ちがこもってて。優衣がお礼してくれたから俺にもこのクッキーのお礼させてくれる?」
幸せな気持ちしてもらったお礼にクッキーを作ったのに、今度はまたそのお礼?
私が頭に疑問符を浮かべていると、クスっと笑みを見せたソウさんは、「行こう」と私の手を引いた。
「あの、まだお金払ってないんですけど」
「大丈夫。来た時に二人分ちゃんと払ってあるから」
「えっ?いくらでしたか?払います」
「そんなこと気にしなくていいの。さあ、行くよ」
そのままマスターに手を振り、アポロを出たソウさん。私は彼に手を引かれたまま、ついて行くだけだった。

