運命の出会いは誓いのキスから 《番外編追加》

私の返事に総一郎さんは、優しく微笑み、
箱の中から指輪を取り出し、なぜかそれを左手の親指から順番に嵌めていった。


「親指は、自信。人差し指は、前向きな気持ち。中指は、好きだという気持ち。小指は、願いを叶える。って意味があるらしいよ」


「そ、そうなんですか?」


「うん。その四つ、俺が優衣にあげるからこの指に愛を誓って、はめてもいい?」


「はい」


四本の指、全てに一度指輪をはめた後、ゆっくりと薬指にはめられた指輪。

自信、前向き、好き、願い。その四つを私はもう総一郎さんにもらった。だから私も愛を誓う。


「総一郎さん、大好きです」


「俺はね、愛してるよ」


お互いに愛を誓うように、そっと目を閉じてキスを交わした。

一度目の誓いは、幸せ。
二度目の誓いは、愛を。


「優衣と早く結婚したいから、親に会ってほしい」


今までならその言葉も私なんてと濁していた。だけど今なら言える。迷いもない。

いばらの道になったとしても、もう私の気持ちは変わらない。


「はい。会わせてください」


私の答えに満足そうに総一郎さんは、微笑み「ありがとう」と嬉しそうに言った。