「優衣、どう?自信ついた?こんなにも美味しいロールケーキを優衣は考えたんだって」
お皿のロールケーキは一瞬で消えてしまった。残っているのは明日食べる。
夜じゃなければ、何個でも食べてしまいそうなくらい美味しかった。
食べ終わってコーヒーを飲みながら、総一郎さんと作っていたときの話をしていると、そう問われた。
だから私は迷わずに大きく頷いた。
「もう迷いません。私は私の気持ちに素直になります。総一郎さん、私はあなたが好きです。だから」
「待って。俺からちゃんと言わせて」
袖を戻し、ボタンを止める。
ネクタイを結び直し、スーツの上着を羽織った総一郎さんは、私の前に跪き、そっと箱を差し出した。
「優衣、好きだよ。優衣のいない人生なんて俺にはもう考えられない。これ、受け取ってくれる?」
箱の中からキラキラと輝くダイヤモンドの指輪。今日は本当に泣いてばかり、悔し泣きに感動に嬉し涙。
涙を拭って総一郎さんを見つめた。
「よろしくお願いします」
お皿のロールケーキは一瞬で消えてしまった。残っているのは明日食べる。
夜じゃなければ、何個でも食べてしまいそうなくらい美味しかった。
食べ終わってコーヒーを飲みながら、総一郎さんと作っていたときの話をしていると、そう問われた。
だから私は迷わずに大きく頷いた。
「もう迷いません。私は私の気持ちに素直になります。総一郎さん、私はあなたが好きです。だから」
「待って。俺からちゃんと言わせて」
袖を戻し、ボタンを止める。
ネクタイを結び直し、スーツの上着を羽織った総一郎さんは、私の前に跪き、そっと箱を差し出した。
「優衣、好きだよ。優衣のいない人生なんて俺にはもう考えられない。これ、受け取ってくれる?」
箱の中からキラキラと輝くダイヤモンドの指輪。今日は本当に泣いてばかり、悔し泣きに感動に嬉し涙。
涙を拭って総一郎さんを見つめた。
「よろしくお願いします」

