お兄ちゃんにタクシーで家の下まで送ってもらって帰ってくると、ソファで寝ている総一郎さんの姿があった。
テーブルの上にはお酒が置いてあって、普段はあまり飲まない総一郎さんが珍しい。
風邪でも引くといけないと、物音を立てないように、寝室に毛布を取りに行き、総一郎さんに掛ける。
すると、もぞもぞと動き出した総一郎さんは、寝ぼけ眼で私に「おかえり」と告げた。
「お酒、飲んでたんですか?珍しいですね。だいぶ飲んだんですか?ソファでうたた寝するくらい」
テーブルの上に置かれた瓶は半分以上減っていたので、かなりの量を飲んでいる。
「大丈夫」と言いながら立ち上がろうとする総一郎さんは、フラフラとしていて、慌てて抱き止めてもう一度ソファに座らせた。
「大丈夫じゃないですよ。ほら、私の頭、枕にしていいですから寝てください」
私が運べれば問題ないのだけれど、そんなことはできない。
色々考えた結果、これが一番いいだろうという考えにたどり着いた。
「ごめん。ちょっと珍しく飲みすぎちゃった」
腕で顔を覆うようにして総一郎さんは、表情を見せない。
こんなに飲むほど何かあったんだろうか?
さっきは笑顔で手を振ってくれたのに。
テーブルの上にはお酒が置いてあって、普段はあまり飲まない総一郎さんが珍しい。
風邪でも引くといけないと、物音を立てないように、寝室に毛布を取りに行き、総一郎さんに掛ける。
すると、もぞもぞと動き出した総一郎さんは、寝ぼけ眼で私に「おかえり」と告げた。
「お酒、飲んでたんですか?珍しいですね。だいぶ飲んだんですか?ソファでうたた寝するくらい」
テーブルの上に置かれた瓶は半分以上減っていたので、かなりの量を飲んでいる。
「大丈夫」と言いながら立ち上がろうとする総一郎さんは、フラフラとしていて、慌てて抱き止めてもう一度ソファに座らせた。
「大丈夫じゃないですよ。ほら、私の頭、枕にしていいですから寝てください」
私が運べれば問題ないのだけれど、そんなことはできない。
色々考えた結果、これが一番いいだろうという考えにたどり着いた。
「ごめん。ちょっと珍しく飲みすぎちゃった」
腕で顔を覆うようにして総一郎さんは、表情を見せない。
こんなに飲むほど何かあったんだろうか?
さっきは笑顔で手を振ってくれたのに。

