とても重要な会合とは聞いてはいたので、その件があるからだなっと思った。


ちなみに、私には4つ上の兄がいる。


兄もお父さんと一緒に会合にいっていた。


山の中に入っていき、どんどん暗い奥の方へと向かって行く。


周りはというとお地蔵さんが並んでいて、少し不気味さがあった。


20分ぐらい歩くと、遠くに屋敷が見えてきた。


「あれが藤堂家のお屋敷だ。」


「…でっかい…。」


私の家もまぁまぁの大きさだが、藤堂家のお屋敷は比較にならないぐらい大きさだ。


「お、来たか。こっちだぞ。」


玄関で待っていたのか、兄が手を振ってきた。


夜叉が来ているのが、何故か兄は気に食わないらしい。