遥輝side
「娘さんは、珍しい式を連れてらっしゃいますね。もしや東洋の妖である夜叉ですか?」
気になったので、瑠璃川さんに聞いてみた。
「えぇ…。娘が産まれた日に、ふらっと屋敷に現れましてな。娘の式になりたいと言ってきましてな。」
「娘さんの?」
「あぁ。夜叉は残虐だと聞いておりましたので、最初は断っていたのだが諦めんでの。毎日屋敷の前で立ち尽くしてるもんだから、渋々と娘の式にさせた。」
相打ちしながら考えているが、不思議な事だ。
「だが今となっては後悔しておらん。しっかり守ってくれるからな。」
「それはよかったですね。」
そう言ってちらっと、瑠璃川さんの娘さんがいた所を見るともういなかった。
「後程、娘にも挨拶をさせます。一年後にはあの子も、祓い屋として働きますので。」
「娘さんは、珍しい式を連れてらっしゃいますね。もしや東洋の妖である夜叉ですか?」
気になったので、瑠璃川さんに聞いてみた。
「えぇ…。娘が産まれた日に、ふらっと屋敷に現れましてな。娘の式になりたいと言ってきましてな。」
「娘さんの?」
「あぁ。夜叉は残虐だと聞いておりましたので、最初は断っていたのだが諦めんでの。毎日屋敷の前で立ち尽くしてるもんだから、渋々と娘の式にさせた。」
相打ちしながら考えているが、不思議な事だ。
「だが今となっては後悔しておらん。しっかり守ってくれるからな。」
「それはよかったですね。」
そう言ってちらっと、瑠璃川さんの娘さんがいた所を見るともういなかった。
「後程、娘にも挨拶をさせます。一年後にはあの子も、祓い屋として働きますので。」

