「犬神は最終兵器であると同時に、ヒノモトじゃ忌み嫌われる鼻つまみ者だ」
「き、紀州君、そんな事は…」
紀州の言葉にテリアがフォローを入れようとするが、紀州はそれを制する。
「人体実験で犬神を埋め込まれた俺は、将軍に拾われなければ化け物を宿した嫌われ者として生きていくしかなかった。今こうして番犬の一員として活躍させてもらってる恩義もある。だから、天神学園を滅茶苦茶にしちまって、俺は将軍の顔を潰してしまった事が申し訳ねぇんだ」
「……」
無言のまま、紀州の話を聞く龍鬼と蘭丸。
「2人は、ヒノモトでも恐れられる犬神の力を上手く押さえ込んでくれた。勿論リュークや牡丹、レオ、白雪やテリアのお陰もあるけど、肝心要な所では、お前ら2人の力があってこそだったと思っている」
「直球で言えよ、紀州」
蘭丸がニヤリと笑った。
「同じ化物の力を持つ俺達2人に、教えてほしいんだろ?化物の力の操り方をよ」
「き、紀州君、そんな事は…」
紀州の言葉にテリアがフォローを入れようとするが、紀州はそれを制する。
「人体実験で犬神を埋め込まれた俺は、将軍に拾われなければ化け物を宿した嫌われ者として生きていくしかなかった。今こうして番犬の一員として活躍させてもらってる恩義もある。だから、天神学園を滅茶苦茶にしちまって、俺は将軍の顔を潰してしまった事が申し訳ねぇんだ」
「……」
無言のまま、紀州の話を聞く龍鬼と蘭丸。
「2人は、ヒノモトでも恐れられる犬神の力を上手く押さえ込んでくれた。勿論リュークや牡丹、レオ、白雪やテリアのお陰もあるけど、肝心要な所では、お前ら2人の力があってこそだったと思っている」
「直球で言えよ、紀州」
蘭丸がニヤリと笑った。
「同じ化物の力を持つ俺達2人に、教えてほしいんだろ?化物の力の操り方をよ」


