天神学園のお忍びな面々

エレナ達を見送り、顔を見合わせる牡丹と豆柴。

「牡丹のせいで、私まで叱られる羽目になってしまったです」

「何故俺のせいになる。阿呆は貴様の生来のものだろう。俺は関係ない」

ドッカと砂浜に座った牡丹は、再び一升瓶を呷り…。

「止しなさいです」

一升瓶を豆柴に取り上げられた。

「何をする」

「エレナさんの言葉ではないですが、これは水分補給にはならないですっ」

大きな胸をグイと張って、腰に手をやる豆柴。

「ならば何を飲めという。貴様のその無駄にデカい乳から母乳が出る訳でもあるまい」

「誰が無駄にデカい乳ですか!」

赤面する豆柴。

「ちょっと待っていなさいです。飲み物を持ってきてあげるです!」

この暑いのに全速力で。

豆柴は期間限定学食にダッシュしていった。