天神学園のお忍びな面々

そんなリュークを、ディアは見ていたのだ。

普段はこんなビキニ姿になど、間違ってもなる事などないのだ。

こんな露出の多い水着、生まれて初めて着た。

ハッキリ言って恥ずかしい。

が、思うのだ。

生真面目で修行一筋なリュークも、こういうのは喜ぶのだろうかと…。

いや、別に彼を喜ばせようとしている訳ではない。

彼はただの押し掛け護衛だし。

ただ…同じ護衛するにしても、ずっと一緒にいるのならば、少しは目の保養になる方が彼も楽しいのではないかと、そう思ったりするのだ。

そう思ったりするからこそ、リュークに声を掛けようとするのだが、どうにも勇気が出ない…。