天神学園のお忍びな面々

言われるや否やだった。

椿は四季片手に一足飛び。

琴月流の起点となる技、序曲(ウーベルチュール)を仕掛ける!

振り向き様に回避するリューク。

長い金髪が数本、斬り取られる。

立て続けに頸動脈狙いの斬撃の前奏曲(プレリュード)、心臓を一突きにする哀歌(エレジー)。

この刺突を、リュークは刀の腹を蹴り上げて崩し、中国武術における関節技である擒拿術(きんなじゅつ)に持ち込もうとするが。

「くっ!」

椿は縦横無尽の斬撃による盾、嬉遊曲(ディヴェルティメント)で近付かせない。

そうやって距離を置いた上で。

「僕が取るに足りないだってっ!」

軌道予測不可能な気紛れな斬撃、狂想曲(カプリチオ)!