「剣術には、自信があるよ」
椿は真っ直ぐに立ち、リュークと相対する。
「斬雨も完成間近だし、坊や蘭丸にも引けを取らない技量も身に着けている…でも僕は、多分夕城次期宗主にはなれない。今のままではね」
「……」
「選定の儀にかける、何ていうか…情熱って言うのかな…そういうのが、僕には決定的に欠落している。『父の嘗ての願いを叶えたい』っていう次期宗主を目指す動機が、坊や蘭丸に比べると弱いのかもしれない。父上への動機であって、僕自身の動機ではないのかもしれない」
「……」
「だから思ったんだ」
椿はスラリと四季を抜いた。
「この葛藤…僕も蘭丸にとってのレオや、坊にとっての先輩のように、超えたい相手、倒すべき好敵手がいれば、変われるかもしれないってね」
椿は真っ直ぐに立ち、リュークと相対する。
「斬雨も完成間近だし、坊や蘭丸にも引けを取らない技量も身に着けている…でも僕は、多分夕城次期宗主にはなれない。今のままではね」
「……」
「選定の儀にかける、何ていうか…情熱って言うのかな…そういうのが、僕には決定的に欠落している。『父の嘗ての願いを叶えたい』っていう次期宗主を目指す動機が、坊や蘭丸に比べると弱いのかもしれない。父上への動機であって、僕自身の動機ではないのかもしれない」
「……」
「だから思ったんだ」
椿はスラリと四季を抜いた。
「この葛藤…僕も蘭丸にとってのレオや、坊にとっての先輩のように、超えたい相手、倒すべき好敵手がいれば、変われるかもしれないってね」


