その後、城では家族と豆柴を交えて、細やかながら宴が催された。

美緒が天神学園で生徒会長を務めている事、ミルトゥワからレオやディアがやって来ている事、リュークがそのディアを好いている事、美緒がレオと蘭丸の2人から熱烈にアプローチされている事、リュークが龍娘流を習得中である事。

様々な話をした。

特にリュートは、リュークの修行について興味津々だった様子。

「誰だ、その超ヒノモト人って名前付けた奴は!」

「い、いえ、俺の老師を務めて下さっている教諭でして…申し訳ありません、些か悪ふざけが過ぎる呼び名でして…」

「いいっ!とてもいいっ!超ヒノモト人を極めに極め上げた暁には、『自分勝手の極意』と名付けてくれと伝えといてくれや!」

もうホントやめて、色々訴えられるから。