天神学園のお忍びな面々

どう技の仔細を聞き出すか。

牡丹の顔色を窺っていた豆柴に。

「…ただの斬鉄だ」

牡丹はいともあっさりと、技の情報を流した。

「椿の斬雨や、蘭丸の斬鉄・金剛のような技ではない。代わり映えのしない普通の斬鉄だ」

「普通の…?」

訝しがる豆柴。

普通の斬鉄も、それはそれで確かに脅威だが、蘭丸達が恐れるほどのものなのか?

「人が悪いな、坊」

椿がクスクス笑う。

「そうだぜ坊ちゃん。豆柴にも教えてやったらどうでぇ?」

蘭丸も言うが。

「…コイツは虜囚だぞ」

牡丹はプイとそっぽを向いた。