「あれ?2人揃って何の話だ?」

顔を突き合わせる龍鬼とリカちゃん先生のテーブルに、レオとディアがやって来た。

「おめぇら何やってんだ?ゴールデンウィークに学校来て」

「美緒が生徒会の仕事あるっていうから、手伝いに来たんだよ」

「兄様は、美緒のお尻を追っかけてるだけでしょ」

龍鬼の問いかけにレオが答え、ディアがツッコむ。

その彼女が、キョロキョロと周囲を見回した。

龍鬼、リカちゃん先生と来れば、リュークもいそうなものだが…。

「リューク君はぁ、柔道場で休ませていますぅ」

ニコニコしながら言うリカちゃん先生に。

「先生っ?」

ディアが詰め寄った。

「また稽古と称して、リュークに酷い事したんでしょうっ?殴ったり蹴ったり投げ飛ばしたり!」

あまつさえ踏んだりもしました。

「や、やったのはチャイナビューティですよう…」

あくまで言い張るリカちゃん先生。

それにしても、ムキになるねえディア(ニヤニヤ)