「埒が明かねぇ」

学食。

大盛りトロトロチャーシュー豚骨ラーメン替え玉4つ目をズルズル啜りながら、龍鬼は解せない顔をした。

「同じヒノモト関係者の美緒と豆柴が知らねぇって言うんじゃ、もう手掛かりはねぇな」

「そうですねぇ…やっぱり伝説の超ヒノモト人なんていうのはぁ、存在しないんでしょうかぁ…」

バナナホットドッグと練乳イチゴミルクティーを口にしながら、リカちゃん先生も溜息。

という事は、リュークのあの現象は何だったのか。

惑星ヒノモトに、内在する力を利用した戦闘技術はないという。

ならばリュークのみが、突然変異的にあのような力を身に着けたのか?

リューク独自の力という事なのだろうか。