天神学園のお忍びな面々

「…と言っているが、どうなのだ?」

肉をモッシャモッシャ食べながら、リカが白雪に訊ねる。

「……封印対象としての危険は、より少なくなったと思う……丹下の血がベースになった事で、魔力に頼らなくなった分、精神が暗黒面に引っ張られる事もなくなるだろうし……」

野菜を小鳥のように啄みながら、白雪は答えた。

確かに龍鬼のあの陽気さは、魔だの闇だのとはかけ離れているように思える。

と。

「んだよ白雪、野菜ばっか食ってんな、肉食え肉」

龍鬼が白雪の皿に、焼きたての肉をてんこ盛りにする。

「……あんまり量食べない……脂っこいのも苦手……」

「っか野郎、だからお前はいつまで経ってもチビ助なんだよ。豆柴や美緒見ろ、あの戦闘力の高い乳は、肉と乳製品で出来てんだぞ」

白雪に訥々と巨乳の大切さを説く龍鬼。

「酷いせくはらですっ!」

「あんなの昔の優しい先輩じゃないっ!」

豆柴と美緒、号泣。