天神学園のお忍びな面々

大体準備は出来ただろうか。

「ご苦労様、甲斐君、お風呂を沸かしているよ、入って?」

美緒が言う。

「甘酒を温めておくから。出てきたら一緒に飲もう?何ならお風呂場まで持って行ってあげようか?」

「おぉ、温泉みたいでいいかもしれませんね」

頷く甲斐。

「何なら…」

美緒がクスッと笑う。

「一緒にお風呂入ってお酌してあげよっか?」

「えっっ?」

思わず動揺する甲斐に。

「イーだ、エッチな甲斐君のお酌なんてしませんんん」

顔を顰めて言う美緒。

まんまと乗せられた形の甲斐。