天神学園のお忍びな面々

夕食は、夕城家の家人と揃って和やかに談笑などしつつ。

おかわり自由、時に椿や紫陽花から美味しいおかずは分けてもらえたりする。

こう見えて豆柴はよく食べる。

良く育ったお胸などは、きっと昔からリュークや番犬の仲間達から好きなおかずを貰ったりしていたせいだろう。

食うに困らず、風呂も一番風呂を頂いたりして。

上げ膳据え膳の虜囚もいたものだ。

これは、『夕城家に逗留している』というのではないだろうか?

(いえっ、こちらの世界ではこのような扱いの事を『虜囚』と呼ぶのかもしれません。まこと不思議な文化と風習っ)

そんな事を考えつつ、ふかふかの布団で眠りにつく豆柴。

最近は拘束もなく眠れるので快適だ。