天神学園のお忍びな面々

「で…どうした白雪。何故こんな所に?」

龍鬼は白雪の顔を見る。

「……………………様子を見に来た……監視」

「そうか」

苦笑いする龍鬼。

「大丈夫だ。変わりない。こちらでは団長殿達にもよくしてもらっている。白雪が心配するような事は何もない。鬱屈した精神状態にならないように、日々龍娘流の鍛錬にも努めている」

「…………そう…………よかった」

無表情ではあるものの、白雪は元気そうな龍鬼に安心した様子。