天神学園のお忍びな面々

「何をするですか!放すです!放すです!」

ジタバタとぶら下げられたまま暴れる豆柴。

「何をするもなかろう」

牡丹が憮然として言った。

「リュークの兄妹分か同門か知らんが、こいつは夕城邸に忍び込み、あろう事か色彩銘刀強奪を企てた。罪は罪だ」

「牡丹…」

リュークが困った顔をする。

「豆柴の不始末は、兄貴分である俺からも謝る。すまない」

深々と頭を下げるリューク。

リュークに頭を下げさせた事が、豆柴は居た堪れない。

「どうか、豆柴の件は不問という事にしてもらえないだろうか」

「ならん」

頑として、首を縦に振らない牡丹。