天神学園のお忍びな面々

「すみません」

美緒が挙手した。

「こんな時に何なんですが…少し電話、よろしいでしょうか?」

「電話?」

エレナがキョトンとする。

「美緒、今は大切な会議の途中だから…できれば電話は後で…」

ディアも表情を曇らせる中、美緒はお構いなしに通話を始める。

誰と話しているのか。

ここに誰かを呼び出しているようだった。

その場にいる一同に、不安がよぎる。

リュークを呼んでいるのか?

それは余りに考え無しではなかろうか。

修羅場になってしまうだけの事ではないのか。