余りの冷たさで、一気に素面に戻ったのか。

「し、白雪ちゃん?」

リカは目を丸くして、白雪の顔を見る。

無言のまま、龍鬼とリカを引っぺがす白雪。

そのまま。

「お、おい」

白雪はペシペシと、龍鬼を叩く。

「おい、どうした」

「…………」

「何だ、おい」

「…………」

「叩くな、止せ」

「…………」

白雪、無言のペシペシ。