天神学園のお忍びな面々

フン、と。

鼻を鳴らす牡丹。

「腹も落ち着いてきた。飲むばかりで飽きたから、何か食い物でも食うとしよう…好きに食っていいのだろう?」

「…うん」

椿も、立ち上がった牡丹に同行する。

「美緒ちゃんの料理もなかなか美味しかったよ。ヒノモトの料理は、僕達日本人の口に合うかもね」

「…なら食ってやらん事もない」

「素直じゃないなあ、坊は」

憮然としたままの牡丹と、笑いを堪え切れない椿は、肩を並べて桜の樹の下を歩いた。