「という訳なんですよぉ~、ね、龍鬼君~」

ハーフ&ハーフのまま、尚もリカは龍鬼に絡んでいる。

龍鬼と肩を組んで、ケラケラと楽しそうに笑いながら紙コップの飲み物を口にする。

「老師、もうその辺にしておくがよかろう。飲み過ぎは体に毒と…」

言いかけた龍鬼の前髪をグッ!と摑み。

「龍鬼貴様、老師たる私に説教とはどういう身分だ」

「いやあの…」

鋭く射貫くような猫科の猛獣の眼光に、思わず目を逸らしてしまう龍鬼。

彼が大人しくなったと知ると。

「えへへぇ、それでですねぇええ…」

リカはまたフニャフニャと、リカちゃん先生モードに戻ってケラケラ笑う。

都合悪くなると老師持ち出して脅迫とか、汚い流石リカちゃん先生汚い。