誰あろう白雪、容赦なく封印の結界を龍鬼に叩き付ける!

ちょっ、これ結構ガチ封印じゃね?

鍛え上げられた龍鬼の肉体が、どんどん鉛のように重くなる。

「待て白雪!封印案件は保留ではなかったのかっ?」

「……」

「独断かっ?お前の独断なのかっ?」

「……」

無言で封印とか、あんまりなんですけど。

普段無表情な白雪が、若干引き攣り笑いしてる。

なにこれこわい。

「白雪姫っ、それあんまりですから!職権乱用ですからっ!」

従僕のエイトが慌てて白雪を引っ張り、止める。

龍鬼、7割ほど封印済み。