「なら話は決まりだ!」

レオが2人の肩を叩く。

「親が同じなら、2人は兄妹!兄妹は、『様』なんて付けないもんだぜ?」

「私は兄様、って呼びますけど」

ディア…レオが折角いい事言ってるのに…。

「とにかく!」

思い切り話の腰を折られてもめげず、レオは仕切り直す。

「今から様付け禁止!2人は兄妹!いいな?」

「わ…わかった…」

「う、うん…」

レオに気圧されて、渋々頷くリュークと美緒。

「じ、じゃあ…」

美緒はオズオズと、リュークを見上げる。

「お茶でも飲みま…飲む?リューク…様…」

「お願いしま…頼む…ます…美緒…様…」

しばらく様子を見てあげて下さい。