天神学園のお忍びな面々

「どんなに常人を超越した力を持とうとも、その力を発揮する前に封殺すれば、人外とて赤子同然。マスターロンニャンが女の身でありながら、長きに亘ってこの魑魅魍魎渦巻く天神学園で恐れられていたのは、そういった技が巧みだったからに他ならない」

剣術ならば夕城流、守護する技ならばグリフィノー、そして徒手空拳ならば龍娘流。

この三大流派は、開祖や創始者亡き今も、天神学園で恐れられている。

人間よりも遥かに能力的に優れた種族が多くいる天神学園にもかかわらず、何より恐れられているのは人間が編み出した流派なのだ。

「そも、1対1で私と組み手をしようなどというのが驕り」

リカは、指先で龍鬼とリュークを挑発した。

「2人纏めてかかってこんか。時間の無駄だ」

「「おぉぉおぉおぉぉぉおぉっ!」」

ここまで言われて黙っていられるほど、自身の力量に不安がある訳ではない。

リカが強い事は認めよう。

だが、愚弄される謂れはない!