そういえば先日の放課後、生徒会室(校舎3階)で執務をしていた美緒は、窓の外から顔を覗かせたレオと遭遇した。
彼は窓の桟に腰掛けたまま、これまで旅してきた惑星での体験や武勇伝を一方的に語った挙句、学食の料理の匂いに誘われて、イスカンダル盛りのA定食を平らげて去って行ってしまった。
その報告を迂闊にディアにしたばかりに、彼は帰らぬ人になってしまった訳だが。
「死んでねぇっつの!」
ヘッドスプリングで、ワンコの耳みたいな赤い髪の青年レオは跳び起きる。
「ディア、お前どうやって地球ぶは!」
台詞の途中だというのに、無詠唱のサラマンダーによる火球を顔面に叩き付けられるレオ。
「タチバナ本家地下の転移魔法陣をお借りしました」
きっとパパのティグルの許可を得たんだね。
ヒノモト版転移魔法陣の関所と違って、割と許可が緩いみたいだし。
「私に内緒で兄様だけ美緒に会いに来るなんて。悪い兄様、悪い兄様」
ディアに踏み躙られる悪い兄様。
もうやめたげて、レオのHPは0よ。
彼は窓の桟に腰掛けたまま、これまで旅してきた惑星での体験や武勇伝を一方的に語った挙句、学食の料理の匂いに誘われて、イスカンダル盛りのA定食を平らげて去って行ってしまった。
その報告を迂闊にディアにしたばかりに、彼は帰らぬ人になってしまった訳だが。
「死んでねぇっつの!」
ヘッドスプリングで、ワンコの耳みたいな赤い髪の青年レオは跳び起きる。
「ディア、お前どうやって地球ぶは!」
台詞の途中だというのに、無詠唱のサラマンダーによる火球を顔面に叩き付けられるレオ。
「タチバナ本家地下の転移魔法陣をお借りしました」
きっとパパのティグルの許可を得たんだね。
ヒノモト版転移魔法陣の関所と違って、割と許可が緩いみたいだし。
「私に内緒で兄様だけ美緒に会いに来るなんて。悪い兄様、悪い兄様」
ディアに踏み躙られる悪い兄様。
もうやめたげて、レオのHPは0よ。


