家々には石油ランプが灯され、街灯にはガス灯が灯る。

ヒノモト政府が樹立して十数年が経過した。

各藩の藩札等を廃止して新貨条例を制定、貨幣の単位は円に統一された。

国立銀行が各地に作られ、開拓使を置き、屯田兵などと共に本格的な開拓事業を展開した。

通信では幕府時の飛脚制度にかわり、郵便事業が開始され、電信も開通した。

運輸関連では官営の鉄道が開通。

海運事業も政府の保護の下に発達した。

建築等も煉瓦造の建物が見られるようになり、馬車や人力車が走るようになった。

軍服には洋服が採用され、政府官吏が順次服装を西洋化していった。