「いい質問なのですわっ」
感服したように、エレナが、んふー、とか鼻息荒くする。
「白雪っ、教えておやりなさいなっ」
「……………………え」
私?とばかりに、同じく傍に座っていた白雪が目をしばたたく。
「…………えと…………バレンタイン…………それは…………」
やや沈黙の後。
「…………………………愛」
言ったきり、ぼしゅう、と頭から湯気を上げてフリーズする白雪。
「白雪はしばらく使い物にならないポンコツなのでっ、私が補足説明致しますわっ」
白雪を押し退けて座るエレナ。
白雪は、ぽて、と横に転がる。
「年に一度、想いを寄せる殿方に婦女子から愛の告白をする事を許された日!それこそがバレンタイン!」
「まあ、文明開化ですね!」
「そう!大正浪漫ですわっ!」
噛み合っていない美緒とエレナ。
感服したように、エレナが、んふー、とか鼻息荒くする。
「白雪っ、教えておやりなさいなっ」
「……………………え」
私?とばかりに、同じく傍に座っていた白雪が目をしばたたく。
「…………えと…………バレンタイン…………それは…………」
やや沈黙の後。
「…………………………愛」
言ったきり、ぼしゅう、と頭から湯気を上げてフリーズする白雪。
「白雪はしばらく使い物にならないポンコツなのでっ、私が補足説明致しますわっ」
白雪を押し退けて座るエレナ。
白雪は、ぽて、と横に転がる。
「年に一度、想いを寄せる殿方に婦女子から愛の告白をする事を許された日!それこそがバレンタイン!」
「まあ、文明開化ですね!」
「そう!大正浪漫ですわっ!」
噛み合っていない美緒とエレナ。