指先についた塩気と飯粒を舐め取る先輩。
「……………………先輩は」
白雪がか細い声で言う。
「皆と一緒にご飯食べないの……?」
「和気藹々とできるものでもない」
さっさと背を向ける先輩。
「俺がいると殺気立つ者もいる。輪を乱す事もないだろう」
「…………甲斐や…夕城 牡丹の事…?」
白雪の言葉に、ゆっくりと振り向く先輩。
「夕城 牡丹?」
「…………今朝、校門で先輩と睨み合ってた侍…夕城現宗主の息子…」
「……………………先輩は」
白雪がか細い声で言う。
「皆と一緒にご飯食べないの……?」
「和気藹々とできるものでもない」
さっさと背を向ける先輩。
「俺がいると殺気立つ者もいる。輪を乱す事もないだろう」
「…………甲斐や…夕城 牡丹の事…?」
白雪の言葉に、ゆっくりと振り向く先輩。
「夕城 牡丹?」
「…………今朝、校門で先輩と睨み合ってた侍…夕城現宗主の息子…」