「こんな昔話、今の時代に聞かされてもつまんねぇんだよなぁ…」

蘭丸が耳を穿りながら言う。

「…酒が飲みたい」

もっと学生にあるまじき事を言うのは牡丹。

お酒は二十歳になってから!

「そうかい?僕は結構好きだけれどなあ、日本史」

椿がニコニコ笑いながら言う。

「…俺もだ。この世界の歴史というのは…なかなか興味深い」

ヒノモト出身の甲斐は、興味津々の様子。

「こんな話、お袋から耳タコで聞かされてっからなあ…」

終いには机に突っ伏してしまう蘭丸。

居眠り待った無し。

その時!