あれから数日……

私は悶々としていた。

だから叔父さんに話してみた、緋衣呂君の事を。



「 短命? 彼氏が?」

「 うん… 代々双子が産まれて短命なんだって、やっぱり何かの呪い、とか?」

「 詩乃、現代に呪いとかやめろ。まぁでも、代々って事は池沢家が産まれてからなんだろうし、昔 産まれた双子が病で短命だったとか……
色々あるだろうな、それが血縁ってもんだろうし、原因探っても見つからない場合もあるだろうな…… 」



私は悩んだ。

叔父さんは、私が悩んだところで何が解決するのでもなく緋衣呂君が一番辛いだろうからと、私には悩むなと……

短命とは何か……

それを理解するには、まだ私では事が大きい。

それでも運命は、まだ決まってないと信じたい。



「 詩乃、ほら、眉間にシワ 」

「 あ…… 」

「 詩乃、短命とは言っても彼氏は元気なんだし、お前はお前のままで一緒に遊んでやれ 」




そっか……

そうだよね、私が一緒にいるんだもん。

それだけでも運命は前進してるよね。