「心を……読む………ね~……」

(それが本当なら……私は…………)

「それで団長?何処へんから聞こえるか分かるか?」

「!………そうね……」

私は集中する

周りの音が聞こえなくなるくらいに

そして………


『助けて……お願い!』


ピンっと来た

聞こえて来たであろう方向を私は指差す

「あそこから……助けてって!」

私が指差した方向をリンは見て

「助けて?…………ってあそこは…………危険地区………」

竜は大きな声で皆に伝わるように言う

「助けてって言ってんなら危険地区だろうが俺様達は三ギルフスだ!行くしかないだろ?」

竜が言うと皆はそれぞれ頷く

最後に私も頷き

「ふ!決まりだな」