何故か歴史関連の本を調べてたはずのフローラが

パソコンがある所にいるのを途中で見つけた私はそこに行くと

時夫と何やら話していた

「あれ?フローラ歴史の本調べてたんじゃ……」

私の声が聞こえるとフローラは私の手を掴み

パソコン画面がしっかりと見える場所まで引っ張る

「そうだけど!見て見て時夫能力使えるようになったんだよ!!」

(…………能力?……一体なんの……パソコン関連なら電気?…って………)

「………えぇ!?」

私は今まで一般人だった時夫にそんな事があり得るのかと疑った

確かになれる確率は0ではないしかし非常に低い

「あんた…それ本当なの!?でっ電気能力者??」

「違う!…極わずの人がなる事が出来るコンピューター能力者って奴!」

「コンピューター能力はね凄く頑丈に誰も閲覧出来無いようにしてあるネットワーク情報のパスワードも解読出来ちゃうし場所も簡単に特定出来る能力なんだよ!」

「へっへ~初めて聞いたわ……」

けどそれが本当にそうなのかは

私はちゃんと信じた訳では無い

だからこの目で確認して見る事にした

「なら…この本に書いてある魔神の研究所何処か特定して見なさい!」

先程見ていた本を渡す

見つかっただけで何処かは書かれていない

能力者にしか売りつけたりしない能力本に

書かれていないと言う事はよっぽど知られたくない情報なのだろうと

そう思ったからだ

時夫は本を受け取る

「良いぜ!パパッと見つけ出してやる!」