紀戸はそう言って私に手を振り帰って行く

「・・・やったよぉぉ!!シルク!やったよ!!希望が見えて来たよー!」

思わず私はシルクに抱きつく

「髪が戻るのももう少しだ!!……」















私の髪がこんな色になってしまったのは

今から2ヶ月前あの頃は忙しかった

偶然三ギルフスのような人達がいて

確か彼らのグループ名はワルコンズだった……

ような気がする

そんな彼らは

私の教育者でありそして呪術師であったザルーク・ロックの呪いから

この国を救ってくれた…………が……

その時私はザルークの使い魔としていたモンスターの能力によって

髪が凍りつき髪色が水色へと変わってしまった

私はあの頃からずっと〝呪われた髪〟と呼んでいる

何せ呪術師だったザルークのモンスターにやられたんだ

もう直らないとかそんなんじゃなくこれは呪いで

きっと呪いを解けば直るんだと

そう願って……

だから三ギルフスに入れば呪いが解ける手段が見つかる

あともう少しなんだ……元の髪に戻るのも…………

戻ったら三ギルフスから抜ければ良いだけの事じゃないか