私はあの瞬間をハッキリとは見る事は出来なかった

何故なら目の前が真っ白になったからだ

死んだのか?そう思い

目を開けると

店も店員もいなくなっており

ただ私達がいるだけだった

「…………………一体………何が起こったの?」

紀戸は力を使い果たしたのかその場に倒れる

時夫は私の方へと駆けつけ

「団長!今すぐ救急車呼ばないと!!」

はっ!としやっと状況を掴めた

竜も椿も紀戸も怪我をしてるしそうとう疲れきっている

「……そうね!」